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執筆者の写真岡﨑幸治

たかが服、されど服 後編

オーラ


でもその服はただのジャケットではなく、『一番仕事ができる先輩が着ているジャケット



先輩が着ると3倍のオーラを放ちました



何となくこの感じ、伝わりますかね



憧れている人が着ている服って1.5倍増しくらいに見えますよね




でも自分が着るとそうでもない、みたいな



雑誌ではモデルさんがめちゃカッコよく着ていたけど、買って自分が着たら・・・みたいな



そんな印象を残しつつ、2012年、私は病気退職、翌年には東京を去ることになったのです






追憶のジャケット


東京時代は古着屋巡りが好きで、日本一の古着の街、高円寺に足を運んでは古着屋を見て回っていました



しかし、ここ福島市ではそういった古着屋はほとんどなく、もっぱらインターネットで見ることが多くなりました(仙台市の古着屋さんも大分減った)



そして、たまに先輩の好きだったブランドの古着を検索しては「あのジャケットあるかな」なんて探してみたりもしていましたが、デザイナーズブランドだけに大量生産しないので、古着市場で見かけることはありませんでした



そんな中、つい2023年10月頃、某フリマサイトであのジャケットを見つけてしまいました 



あ!!! 



しかも予想以上に安いのに状態はそんなに悪くない



少なくとも15年以上前に出された服、さすがデザイナーズブランドだけにいい素材を使っているので長く持つ



働いてお金を貯めていたので迷わずすぐにポチリ



憧れの先輩のあのジャケットに初めて袖を通すことが出来たのです



それはただの良いジャケットではなく、仕事ができるあの先輩の着ていたジャケット、

先輩の魂の様なものがこもっています



野球の世界で言えば、憧れの選手のモデルのグローブやバットを買ってもらった球児の気分



仕事も先輩のようにはできずとも、自分の力を1.1倍くらいに引き上げてくれる気がします






たかが服、されど服


服にこだわることに関して、若干ですが否定的な世間の風潮があることは知っています



見た目は高級ブランドに身を包み、中身がそれに追いついていない人を見ると私も少し残念な気持ちになることもあります



でも、服には力があることも知っています



場合によっては、自分の気持ちをほんの少しだけ上げて、

精神的な支えになってくれることもあります



就活の時、ビシッとスーツを着ると気持ちが引き締まりますよね



家でジャージに着替えたとき、気持ちがリラックスしますよね



応援している選手のユニフォームを着てスタジアムで応援するとき



推しのイラストがプリントされたTシャツを着てライブに参戦したとき



亡くなった父親の形見の腕時計を付けて出かけたとき



実は色々なところで服は力を発揮して、あなたを支える一助になっています



もちろんあくまでも「一助」、大切なのはあなたの中身なのは言うまでもありませんがね



今回のBLOGでは、そんな服が持つ不思議な力の一面を紹介したくて執筆いたしました




『たかが服、されど服』



服にはこの言葉が一番しっくりくると私は考えています



お・わ・り

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