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執筆者の写真岡﨑幸治

たかが服、されど服 前編


先輩の雰囲気


それは、大学を卒業し、夜間の服飾専門学校を卒業後に初めて入社したアパレル関係の

職場、新人の私の教育担当になった先輩のお話し



寡黙な方で群れることもなく、自分から何かを話しかけてくることはあまりないけど、話しかけると気さくに返してくれた先輩、



酒好きでよく電車に会社用のカバンや携帯を忘れてきて大変なことになったり、



ときどきそんな酒にまつわるやらかしをする先輩でもありました



字もスピーディーに書くのですが、若干雑で読みにくい…



適当さと、正確さの絶妙なバランスを保っていて、少々危なっかしいような気さえする先輩



年齢は私の少し上、アパレル関係には5年以上関わっており、一通り業界のことを知り、

中堅選手に入っていく感じだったんだと思います



でも、性格があまり面倒見のよい方ではなかったのか、積極的に教えてくれるというよりかは、聞かれたら答える、といったタイプの先輩でした



そんな感じだったので、実質は業界に10年いるとても面倒見がよく仕事も几帳面で正確な上司に聞いたり教えてもらうことが多かったですね



(上司には本当によく面倒も見てもらったので上司の話も書きたいのですが、今回は「先輩」の話しにフォーカスします)



そして、お洒落な黒縁メガネを外すと超絶イケメンな先輩!

(もちろんメガネ姿もイケメンですが、外したときのギャップがさらにイケメン)




仕事


さて、そんななんとも不思議なオーラをまとった先輩だったのですが、

仕事は滅茶苦茶できました(上から目線ですいません!)



はたから見るとポーカーフェイスで顔色一つ変えずに淡々と仕事をしているのに、回している仕事(服の世界では『型数』なんて言ったりします。つまり、色々なメーカーさんから何種類の服を受注して回しているか)の量は常にトップクラス、



売上もほぼ毎月トップ、ときには2位にダブルスコアをつけたり



忙しそうに見えないので仕事中に質問しても、普通に答えてくれる、



「今忙しいからちょっと後でいいかな?」なんてことも恐らくなかったと思います





先輩の服


そして今日のBLOGのメインテーマ、『先輩の服』についてお話しいたしましょう



アパレル関連の仕事だけに、こと服に関しては皆それぞれにこだわりを持っていました



誰がすごいセンスがいいとか、そういうことではなく、皆それぞれにそれぞれのスタイルがあって、本当に皆さんお洒落で美男美女揃いでしたね(自分以外は)



先輩はさすがに営業でかつ中堅選手ということもあってか、大体はジャケットや襟付きのシャツ、パンツはスラックスタイプで、社内でも割とかっちり目のスタイルでした



(社内ルールでは、営業はデニムはNG、それくらいのルールしかなかったように記憶しています)



その中でも、先輩は、2002年からスタートしたとあるデザイナーズブランドのジャケットをよく着ていて、私の中ではその服が一番強く印象に残っています



そのブランドは2023年の今では日本でも屈指のブランドへと成長し、パリコレクションにも参加するほどの人気を得るほどになりました



一件シンプルなデザインのジャケットなのですが、ほんの一部だけものすごいアバンギャルドなデザインが施されている、なかなか着こなすのが難しい服でもありましたね




後編につづく

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